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インコの背中

私はインコの香りが好きです。
"キエリルリボシインコ"から"マメルリハ"に至るまで、かなりの種類のインコの臭いを嗅ぎましたが
"セキセイインコ"を凌駕するほどの芳香を放つ鳥には出会っていません。
他の鳥は臭いです。

ですが、セキセイインコだけは特別ですね。
強いて言うならば、"温度の高い蒸れた穀類を動物的にした匂い"と言った所でしょうか?
残念ながらこの良さを理解してくれる人には出会ったことがありませんが、絶対に病み付きなります。
私は現在飼育11年目になるセキセイインコの老鳥を飼育していますが、
朝目覚めて狭い居間に行った時に部屋に立ち込めるインコの香りで何とも幸せな気分に浸れます。
私のインコは顔に登ってきて私の眼鏡に顔を擦りつけるのが好きなのですが、
その際、鼻がインコに密着して芳香が容赦なく私の嗅覚に襲いかかります。
かなりのトランス状態に陥りますね。
猛烈に心拍数が上がります。
私は違法な薬物などには手を出しませんが、
薬を嗜む人が言う"トリップ"とはこの事を言うのでは無いでしょうか。

インコの芳香の秘密ですが、
残念ながら、日本語での学術的な解説書や論文には出会ったことがありません。
まぁ、希少な鳥では無いですからね。
川崎の方では野生化したインコの糞害と騒音で大変な事になっているようですし。
そしてかなりの文献を調べた挙げ句にやっと見つけました。
地元の図書館の洋書コーナーにあったオーストラリアの鳥の書物の中に答えがありました。
インコの尾羽の付け根付近の背中(肛門の直上)に剛毛が生えている場所があり、
そこから羽のメンテナンスに必要な"油"を分泌しているようなのです。
この油こそがインコの芳香の秘密でしょう。
残念ながら、鳥の生態に関する書物だったようで、"油"の成分などについては言及されていませんでした。
ガスクロマトグラフィーのような装置を使って分析した結果等が知りたいですね。
もしかすると禁止薬物級の成分が検出されるかもしれません。

余談ですが、私のインコの"油"分泌器官付近の匂いを嗅いでみましたが、
首の付け根ほど強烈な芳香はありませんでした。
まだ他にも分泌器官があるのかもしれません。