「コブラ」と聞いて―――
毒蛇を思い浮かべる人は正常です。
男のリトマス試験紙を思い浮かべる人はTV東京ファンです。
ロシアの戦闘機を思い浮かべる人はヒコーキ野郎です。
シルベスター・スタローンを思い浮かべる人は猛毒刑事です。
でももっとヤバいのが居るんです。
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↑コレです
その名も「マムシグサ」
サトイモ科の多年草です。
妖しいです。
とにかく妖しいです。
真ん中のコブラヘッド部分が最高に妖しいです。
多分、命名した時代にはコブラがまだ日本に紹介されていなかったのでしょう。
どう見てもコブラです。
名前の由来はまだら模様の偽茎(茎のように見えるが、茎ではなく葉柄)から来ているそうです。
しかもこの植物、デカいです。
この個体は80cm近い大きさです。
デカいので、マクロレンズだと全体を撮るのがキビしいが故に広角レンズを買いました。
コブラ植物は下草の少ない雑木林に生えています。
公園の木が植えてあるスペースなんかにも生えています。
意外と身近な植物です。
私はこの妖艶な姿に魅了されてしまいました。
「世界で一番美しい花は何だ」と聞かれたら「マムシグサ」と答えますね。
他の花には無い洗練された造形美があります。